持っていたから、できたこと

今日は、エッセンシャルオイルをいつも持ち歩いててよかったと思った時のお話をします、

先日、夫とスカイツリーから見える夜景を見おろしていましたら、少し離れた場所に座っている女性が、ひとりで泣いているのに気付いてしまいました。

それが本当に悲しそうに見えましたので「あの人、声かけていい?」と夫に尋ねましたら、「泣いてる理由が我々には分からないからやめておきなさい」と窘められました。

たぶん夫は「声をかけてもなにもできないよ」と思ったのだと思いますが、泣く理由が分かれば許してもらえるのかと思い込んだわたくしは、「変な人じゃないよ」「旦那さん亡くしたんだよ」と訴え気味に申しました。

彼女のためにひいたカードがマゼンタでしたので「ほら、立ち直ろうとしてるんだよ」とも申しました。

でも夫の許可はもらえず、結局、「ティッシュ渡してくる!」と言い置いて、恐る恐る、彼女に近づきまして、だいじょうぶですか?とティッシュを差し出しましたら、こちらを見あげて、素直に受け取ってくださいました。

ティッシュを取り出す彼女の「両手」にはペアの結婚指輪がひとつずつありましたので、やはり、ひとつは旦那さんの形見と思えました。

それで、手持ちのエッセンシャルオイルを1滴差し上げまして、「こうやって嗅ぐんです。気が楽になりますから」と申し上げますと、上手にカッピングなさいまして、自然な笑顔で「ありがとう」と微笑んでくださいました。

わたくしも彼女の悲しみが伝わって悲しかったんですけども、それでも、「せめてもの幸いだった」と思ったのは、いつもエッセンシャルオイル持ち歩いていたこと。

以前ならこういう場合、気に留めつつ見守るだけでしたけど、ストレスによって滞った気は、香りを嗅ぐことでわりと簡単にめぐりますので、「気は滞りやすいけど回復もしやすい」と知っていれば、香りを気軽に人に勧めやすいのです。

彼女はマゼンタでしたから、今後、悲しみは和らいでいって、旦那さんの愛をおだやかに思い出せる、やさしく強い女性になられることと思いますし、そうであってほしいと願っています。